敷地権付区分建物の不動産の表示(基本形)

不動産の表示

一棟の建物の表示
所   在  豊中市〇〇三丁目〇〇番地
建物の名称  豊中ハイツ2号館

専有部分の建物の表示
家屋番号  〇〇三丁目〇〇番〇〇
建物の名称 2号館303号室
種  類  居宅
構  造  鉄筋コンクリート造1階建
床 面 積 2階部分  50.26㎡

敷地権の表示
土地の符号 1
所在及び地番 豊中市〇〇三丁目〇〇番
地   目  宅地
地   積  7212.85㎡
敷地権の種類 所有権
敷地権の割合 49830分の510

土地の符号  2
所在及び地番 豊中市〇〇三丁目〇〇番
地   目  宅地
地   積  1890.85㎡
敷地権の種類 所有権
敷地権の割合 49830分の510

不動産登記申請書、遺産分割協議書、遺言書などにおいて、敷地権付区分建物の表示は上記のように記載するのが一般的です。区分建物の一棟の建物の表示は、建物の名称を記載することによって、構造及び床面積の記載を省略することができます。上記は省略した例となります。登記事項証明書に建物の名称がなかった場合には、一棟の建物の表示として、全て記載する必要があります。

→敷地権付区分建物の登記事項証明書の読み方について

 

敷地権付区分建物の不動産の表示(不動産番号を記載した場合)

不動産の表示

不動産番号 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
土地の符号 1
敷地権の種類 所有権
敷地権の割合 49830分の510
土地の符号 2
敷地権の種類 所有権
敷地権の割合 49830分の510

不動産登記において、敷地権付区分建物を除く土地及び建物の場合には、不動産番号のみを記載することによってその他の内容を省略することができます。ただし、敷地権付区分建物の場合には、不動産番号を記載しても「敷地権の種類」と「敷地権の割合」については省略することはできませんので、上図のように記載することになります。

 

敷地権付区分建物の不動産の表示(委任状などに記載する簡略な書き方)

不動産の表示

豊中市〇〇三丁目〇〇番地
家屋番号 〇〇三丁目〇〇番〇〇の区分建物
敷地権の表示
土地の符号1 豊中市〇〇三丁目〇〇番
敷地権の種類・割合 所有権・49830分の510
土地の符号2 豊中市〇〇三丁目〇〇番
敷地権の種類・割合 所有権・49830分の510

原則どおり敷地権付区分建物の表示を記載すると、記載量は多めになりますので、委任状に記載するときなどスペースに限りがある場合は、上記のように省略して記載するとよいでしょう。