不動産を特定するときのルール

不動産登記、遺産分割協議書、遺言書、売買契約書、訴状など

いずれの場合でも、

目的となる不動産を特定する場合には、

不動産の住所を書くのではなく

不動産登記簿(登記事項証明書)の記載に従います。

書き方が厳密に決まっておりますので、

まとめて確認していきましょう。

 

土地の不動産の表示の書き方

不動産の表示

所  在   茨木市〇〇〇二丁目
地  番   138番52
地  目   宅地
地  積   56.98㎡

建物の不動産の表示の書き方

不動産の表示

所  在   茨木市〇〇〇二丁目138番地52
家屋番号   138番52
種  類   居宅
構  造   木造瓦葺2階建
床 面 積   1階 33.81㎡
        2階 24.20㎡

附属建物がある建物の不動産の表示の書き方

不動産の表示

所  在   高槻市〇〇町〇〇番地〇
家屋番号   〇〇番〇
種  類   居宅
構  造   木造瓦葺2階建
床 面 積   1階 60.86㎡
        2階 30.98㎡
附属建物の表示
符  号   1
種  類   倉庫
構  造   木造瓦葺平家建
床 面 積   23.34㎡

共有持分の不動産の表示の書き方

不動産の表示
 
所  在   枚方市〇〇〇〇八丁目
地  番   30番7
地  目   宅地
地  積   106.44㎡
     ※(共有者〇〇〇〇)持分〇〇分の〇

所  在   枚方市〇〇〇〇八丁目30番地7
家屋番号   30番7
種  類   居宅
構  造   木造セメント瓦葺2階建
床 面 積   1階 58.75㎡
        2階 48.03㎡
     ※(共有者〇〇〇〇)持分〇〇分の〇

※共有者が明らかな場合は「持分〇〇分の〇」のみの記載でかまいません。
 

敷地権付き区分建物の不動産の表示の書き方

不動産の表示

一棟の建物の表示
所  在  吹田市〇〇一丁目106番地1
建物の名称 プレジデンスタワー吹田
専有部分の建物の表示
家屋番号  吹田市〇〇一丁目106番1の204
建物の名称 204
種  類  居宅
構  造  鉄骨鉄筋コンクリート造1階建
床 面 積  2階部分 56.64㎡
敷地権の表示
土地の符号 1
所在及び地番 吹田市〇〇一丁目106番1
地  目  宅地
地  積  4,787.57㎡
敷地権の種類 所有権
敷地権の割合 1044880分の4254

土地の符号 2
所在及び地番 吹田市〇〇一丁目106番2
地  目  宅地
地  積  70.65㎡
敷地権の種類 所有権
敷地権の割合 1044880分の4254

区分建物の一棟の建物の表示は、一棟の建物の名称がある場合には、建物の名称を記載することによって、構造及び床面積の記載を省略することができます。登記簿(登記事項証明書)に建物の名称がなかった場合には、一棟の建物の表示として、全て記載する必要があります。

敷地権化されていない区分建物(一棟の建物の名称なし)の不動産の表示の書き方

不動産の表示
一棟の建物の表示
所  在  豊中市〇〇〇四丁目37番地4
構  造  鉄筋コンクリート造陸屋根4階建
床 面 積  1階   470.84㎡
       2階   470.84㎡
       3階   470.84㎡
       4階   470.84㎡
専有部分の建物の表示
家屋番号  豊中市〇〇〇四丁目37番4の105
種  類  居宅
構  造  鉄筋コンクリート造1階建
床 面 積  1階部分 68.27㎡

不動産の表示の書き方のWordファイルダウンロード

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