わざわざ法務局に行かなくても、
インターネットを使って不動産の名義を簡単に調べることができます。
司法書士にたのむ必要なんてありません。
パソコンがなくともスマートフォンがあれば大丈夫です。
このインターネットを使った不動産登記情報の取得には、
一つの不動産につき335円の手数料がかかります。
法務局に出向いて不動産の権利関係を調べるために取得する「登記事項証明書」が600円の手数料がかかることと比べると、不動産の名義を調べるだけであれば、インターネットを利用したほうが断然お得です。
支払いはクレジットカードになりますので、クレジットカードを用意しましょう。
それではさっそくインターネットを利用した不動産の名義の調べ方を見てみましょう。
まずは、不動産の地番を調べる。
不動産の名義を調べるためには、住所ではなく土地の所在及び地番が必要となってきます。また建物の名義を調べたいときは、所在及び家屋番号も必要となってきます。
法務局は住所ではなく土地の所在及び地番及び建物の所在及び家屋番号をもって不動産を管理しているからです。
京都などの地域によっては、土地の地番がそのまま住所であるところも多いですが、
大阪の大半の地域では、地番と住所が異なるので、まずは地番を調べることからはじめましょう。
地番と住所は異なりますが、それらが指し示す不動産は同じです。
従って、住所がわかれば地番を調べることができます。
いくつか調べる方法がありますが、一般の方であれば、
管轄する法務局に電話で確認すると教えてくれることも多いです。
「住所が ~ である不動産の地番を教えてほしい。」そう伝えてみましょう。
大阪府下の各法務局の地番・家屋番号の照会に関するお問合せ先は、
以下のリンク先を参照にして頂ければと思います。
→http://houmukyoku.moj.go.jp/osaka/table/shikyokutou/all00.html
もし、調べたい不動産がご本人様等のもので手元に納税通知書があるならば、そちらに地番・家屋番号が記載されておりますのでわざわざ法務局に電話することなく確認することができます。
登記情報提供サービスにログインする。
インターネットで不動産の名義を調べるためには、
司法書士も利用している登記情報提供サービスを利用します。
利用できるのが平日午前8時30分から午後9時までとなっておりますのでご注意下さい。
(土日に利用できないのがつらいところですね。)
「登記情報提供サービス」
→http://www1.touki.or.jp/gateway.html
↓ トップページが表示されましたら、一時利用の「利用申込」をクリック。
↓ 利用条件が表示されますので、「同意する」をクリック。
↓ 次の画面では、赤色で必須と記載された項目のみ入力していきます。
入力が終わりましたら、「次へ」をクリック。
↓ 入力事項に誤りがないことを確認した上で、
「登録」をクリック。
↓ 次の画面が表示されますので、「閉じる」をクリック
↓ 先ほど登録したメールアドレスに次のメールが届きますので確認しましょう。
お客様ID番号はログイン時に使用しますので、メモしておきます。
メモが終わりましたら、メールに記載されているリンク先をクリックします。
↓ 次の画面が表示されますので、「ログインへ」をクリック。
↓ ログイン画面が表示されますので、さきほどメモしたID番号及び最初に登録したパスワードを入力します。入力が終わりましたら、「ログイン」をクリック。
↓ 次の画面が表示されましたら、「不動産請求」をクリック。
↓ 調べたい不動産を入力する画面が表示されます。今回は土地を調べるものとして「土地」をクリック。建物を調べたい場合は「建物」をクリックします。
↓ 次に不動産がある都道府県を選択します。
↓ 次に「所在選択」をクリックして、市町村名を選択しましょう。
↓ 該当する市町村をクリックします。
↓ 次の画面のように選択した市町村が自動的に入力されていることを確認し、地番を入力していきます。建物の場合は、地番は入力せず家屋番号のみ入力します。
地番の入力の仕方は「2番12」であれば、「2-12」というように入力します。
↓ 次の画面のように、請求事項の種類では「全部事項」をクリック。共同担保目録は「要」をクリック。信託目録は「要」をクリック。
↓ 次に「確定」をクリック。
↓ 不動産の地番を再度確認した上で、「請求」をクリック。
↓ 費用の最終確認が表示されます。不動産1つにつき335円です。よろしければ、「OK」ボタンをクリックしましょう。
↓ 続いて、クレジットカード情報入力画面に移ります。赤色部分必須事項の入力が終わりましたら、「次へ」をクリック。
→ 次に、クレジットカード情報の確認画面が表示されますので、確認後「請求」をクリック。
→ 次の画面が表示されますので、数十秒ほど時間を置いてから、「最新表示」をクリックして情報を更新させます。
→ ステータスが「取得中」から「請求済」に変わっていれば手続完了です。次の画面の通り、該当不動産にチェックを入れたあとに、「表示・保存」をクリックしましょう。
PDFで表示されますので、ファイルをダウンロードしましょう。ダウンロードできる期間は請求した翌業務日から3業務日以内となっておりますので注意してください。
ダウンロードできていることを確認したら、終了となります。
お疲れ様でした。