戸籍を郵送取得する方法

戸籍は全国の市区町村役場で取得できるわけでなく、

取得したい戸籍の本籍地」の市区町村役場でのみ取得することができます。

役所が遠くにあるときや、

働いており平日昼間に役所に行けないときなど、

郵送取得がとても便利です。

 

戸籍を郵送取得する手順

 

1.最寄りの郵便局で「定額小為替」を取得。

2.取得したい「戸籍」の「本籍地」を調べる。

3.インターネットで「本籍地」の役所のホームページを検索。

4.「交付申請書」を取得し、必要事項を記入。

5.必要書類を封筒にまとめて入れて郵送。

6.約1週間後、「戸籍」が郵送され完了。

7.余った「定額小為替」は郵便局で換金。

 

1.最寄りの郵便局で「定額小為替」を取得する。

「定額小為替」は郵便局で取得することができます。郵便局の「郵便窓口」ではなく、「貯金窓口」が取扱窓口となりますので注意しましょう。「貯金窓口」は「郵便窓口」より早く閉まってしまいますから。当事務所の近くにある郵便局の「貯金窓口」の営業時間は朝9時から夕方4時までです。定額小為替の金種は50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円とありますが、50円でも1000円でも金額にかかわらず、100円の発行手数料がかかりますので、戸籍の総額が分からないときは、1000円単位で定額小為替を購入しましょう。

 

2.取得したい「戸籍」の「本籍地」を調べる。

自分自身の戸籍を取得する場合の本籍地は分かると思いますが、被相続人の出生から死亡までの戸籍を集めているときなど、被相続人の本籍地が全くわからないこともあるかと思います。そんな場合は、まず被相続人が亡くなった住所の役所に住民票除票を請求するとよいです。住民票除票の交付申請書の本籍地の記載を希望する欄にチェックを入れると、取得した住民票除票には本籍地が記載されます。そこに記載されている本籍地が被相続人の亡くなった時の戸籍となりますので、当該本籍地をたよりに戸籍請求するとよいでしょう。

 

3.インターネットで「本籍地」の役所のホームページを調べる。

本籍地の役所のホームページを調べるために、グーグルなど検索エンジンを使って、次のように検索してみましょう。「〇〇市、戸籍、郵送」で検索する。検索の結果から、該当する役所のホームページの戸籍を担当するページが表示されると思います。そこから担当する課の郵送先を調べましょう。

 

4.「交付申請書」を取得し、必要事項を記入する。

先ほどの役所の戸籍を担当するページから「交付申請書」をダウンロードする項目はないか探してみましょう。「交付申請書」という名前ではなく「戸籍郵送申請書」という名前であったりもします。要するに戸籍を請求する趣旨の申請書があるはずですので探してみましょう。見つからない場合は、「〇〇市、戸籍、交付申請書」などで再度検索します。どうしても見つからない場合は、担当窓口に電話するとよいです。

 

5.必要書類を封筒にまとめて入れて郵送する。

以下の書類をまとめて郵送します。

★本人が請求する場合。

▢ 交付申請書

▢ 定額小為替

▢ 本人確認書類(免許証など)のコピー

▢ 本人確認書類の住所が記載された返信用封筒(切手を貼付)

(相続人が被相続人の戸籍を請求する場合)

▢ 相続人であることがわかる戸籍

 

★代理人が請求する場合

▢ 交付申請書

▢ 定額小為替

▢ 代理人の本人確認書類(免許証など)のコピー

▢ 代理人の本人確認書類の住所が記載された返信用封筒(切手を貼付)

▢ 委任状

(相続人が被相続人の戸籍を請求する場合)

▢ 相続人であることがわかる戸籍

 

7.余った「定額小為替」は郵便局で換金する。

役所に郵送した定額小為替から戸籍発行手数料を差し引いたお釣りは役所から定額小為替で返送されます。例えば、1000円の定額小為替を郵送し、450円の戸籍1通を取得した場合は、550円分の定額小為替が返送されます。定額小為替を郵便局の貯金窓口に持っていくと、現金に換金してくれます。