圧倒的に便利な電子内容証明郵便

本記事では、通常の内容証明郵便と比べて、圧倒的に便利な電子内容証明郵便の使い方についてご説明差し上げたいと思います。クレジットカードで支払いができ、お持ちのパソコンに「ワード2010、2013、2016、2019」のソフトが入っている方であればぜひともオススメしたいサービスです。

★こんな環境をお持ちの方にオススメ
▢ クレジットカードで支払いができる。
▢ パソコンに「ワード2010、2013、2016、2019」のソフトが入っている。

通常の内容証明郵便といえば、まず同じ内容の書面を3枚作成しそれぞれの書類に押印し、相手方に送る封筒を用意する必要があります。書面の作成ルールとして文字数制限があったり、書面の中身と封筒に記載する差出人と受取人を一致させる必要があったり、ルールが厳格です。これらを無事クリアした書類と封筒を、内容証明郵便を取り扱っている郵便局に持って行き、担当職員にチェックしてもらいます。混んでいるとチェックに1時間以上待たされることもあります。もし間違いがあったとき、印鑑で訂正できる程度ならよいのですが、最悪作り直すことになります。このように通常の内容証明郵便の手続きは合理的とはいえずとにかく面倒な手続きといった印象があります。これらを全部解消してくれるのがこの電子内容証明郵便です。

★電子内容証明郵便のメリット
▢ 郵便局に行かなくてよい。
▢ 文字数の制限がない。
▢ 紙や封筒を用意する必要がない。
▢ 3枚作成する必要なし。
▢ ハンコを押さなくてよい。
▢ 24時間差し出し可能。

▢ クレジットカードで簡単に支払いができる

料金に関しては、1500文字3枚で郵便局で差し出す通常の内容証明郵便(配達証明付き)だと1974円かかるのに対し、これを電子内容証明郵便(配達証明付き)で送ると1615円となります。電子内容証明郵便の方が1枚で書ける文字数が多いため、分量が多くなる場合には特におすすめです。紙や封筒を用意して郵便局へ行く手間を考えると電子内容証明郵便の方が圧倒的にコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

さて、それでは早速電子内容証明郵便の使い方を見ていきましょう。

電子内容証明郵便にもルールがあります。

通常の内容証明郵便に比べるとかなり緩いですが以下のようなルールがあります。
郵便局のホームページの「e内容証明 文書ファイル雛形A4 [縦型・横書き]又は「e内容証明 文書ファイル雛形A4 [横型・縦書き]をダウンロードすれば、下記ルールがもともと設定されていますのでそのまま使用することができます。必ず郵便局のホームページからダウンロードした文書ファイルを使用しなくてはいけませんのでそこだけ注意しましょう。

>>郵便局のホームページ


 

項目 ルール
文書作成ソフト Microsoft Word 2010,2013,2016,2019
文書ファイル雛形 ホームページ掲載の文書ファイル雛形
文書枚数 最大 5 枚まで
フォント MS明朝、MSP明朝、MSゴシック、MSPゴシック
文字ポイントサイズ 10.5 ポイント以上 145 ポイント以下
用紙レイアウト A4 縦置き・横書き、A4 横置き・縦書き
余白 上左右:1.5cm以上、上下右:1.5cm以上
下:7cm以上(全ページ)、左:7cm以上(全ページ)
文字の種類 JIS 第 1、2水準範囲の文字(外字はサポートしません。)
図・表 使用できません
文字の装飾 太字・斜体のみのサポート
(その他装飾は変換時にエラーとなります。)

 

チェックすべきは、フォントと文字サイズと余白です。郵便局ホームページからダウンロードされた文書ファイルはもともとこれらのルールが適用されたものとなっておりますが、文書を作成する際に、コピーペーストしたりしているうちに書式が崩れる場合がありますので、文書完成後に再度確認するようにしましょう。「e内容証明 文書ファイル雛形A4 [縦型・横書き]の横書きの方が使いやすいと思いますのでこちらをダウンロードして始めましょう。
ダウンロードした文書ファイルには何も記載されておりませんので、以下の内容を参考に消滅時効援用通知を作成しましょう。

電子内容証明郵便用ファイル

作成した文書ファイルを添付送信するだけ

 文書ファイルが作成できたらあとは郵便局のホームページを利用して添付送信しましょう。最初に利用する方は新規利用登録をする必要がありますのでご注意下さい。登録後ログインすればあとは指示に従って入力していくだけです。消滅時効援用通知の場合、配達証明を付けることを忘れないようにだけしましょう。

>>郵便局のホームページ