遺言を作成するには、公正証書遺言にした方がいいって言われたのだが、全国どこの公証役場で作成したらいいの?

結論から申し上げると、

全国の公証役場から遺言者が自由に選ぶことができます。

通常は、遺言者のご自宅から最寄りの公証役場を選ぶことが多いですが、例えば、大阪に在住の方であっても、東京など他府県の公証役場を利用することが可能です。

ただし、病気や高齢などを理由に、遺言者が公証役場まで出向くことが困難である場合、遺言者のご自宅、病院あるいは施設などに公証人に出張してもらうことが可能ですが、このようなケースでは、東京の公証役場の公証人は大阪まで出張することはできません。

公証人は、自己が所属する法務局・地方法務局の管轄外で職務を行うことはできないことになっています。したがって、東京都内にある公証役場の公証人は、東京都内であれば出張できますが、東京都外には出張できません。引用「日本公証人連合会HP」

したがって、

公証人に出張してもらう場合には、遺言者が出張を希望される場所の都道府県内の公証役場を選ぶようにしましょう。また、公証人の交通費、日当も加算されることも考慮して、同じ都道府県内であっても、出張を希望される場所から一番近い公証役場を選ぶのがよいでしょう。

それでは、全国の公証役場一覧でどこに公証役場があるのか確認してみましょう。

まとめ

原則、遺言者が全国の公証役場から、遺言書を作成する公証役場を自由に選ぶことが出来る。
例外、出張を希望する場合には、他府県に出張してもらうことはできないので、出張を希望する場所から最寄りの公証役場を選ぶと良い。

 

 

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