抵当権抹消登記申請書類の綴じ方にはある一定のルールがあります。

法務局に実際に抵当権抹消登記を申請する場合には、

登記申請書だけでなく、その他必要書類を一緒に提出します。

全ての書類をばらばらに提出すればよいのではなく、

書類の並べる順番など提出方法にある一定のルールがありますので、

確認していきましょう。

並べ方順番リスト(典型的な一例)

★権利証が登記済証の場合
1 登記申請書
2 収入印紙貼付台紙
3 委任状(代理申請する場合のみ)
4 委任状(銀行分)
5 抵当権解除証書(または弁済証書)(コピー)
6 抵当権解除証書(または弁済証書)(原本)
7 登記済証

★権利証が登記識別情報通知の場合
1 登記申請書
2 収入印紙貼付台紙
3 委任状(代理申請する場合のみ)
4 委任状(銀行分)
5 抵当権解除証書(または弁済証書)(コピー)
6 登記識別情報通知(コピー)
7 抵当権解除証書(または弁済証書)(原本)

登記申請書を一番上に置き、上記リストに従い、順番に書類を重ねていきます。
5つのグループに色分けた意味合いを理解しておきましょう。

青色のグループ・・登記申請書
赤色のグループ・・添付書類のうち返却されない原本
緑色のグループ・・添付書類のうち返却されないコピー(原本に相違ない旨の記名押印要)
黒色のグループ・・添付書類のうち返却されないコピー(封筒に入れるのみ)
オレンジ色のグループ・・添付書類のうち返却される原本

5の抵当権解除証書のコピーを添付するのは原本をかえしてもらうためです。したがって、抵当権解除証書の原本を返してもらう必要がないなら、コピーを添付する必要はありません。

6の登記識別情報通知及び8の登記済証はどちらも権利証となります。抵当権を設定した時期が古ければ登記済証が発行されており、新しい場合は登記識別情報通知が発行されているかと思います。さらに登記識別情報通知は時期に応じて2タイプに分かれ、シールで番号が隠されている場合と、折り込み式で番号が隠されている場合のものがあります。どちらであってもシールを剥がしまたは切り目を開封して隠されている番号を確認しましょう。番号が確認できる状態でコピーをとり封筒にいれて提出します。原本は控えで手元に置いておきましょう。登記済証の場合は通常抵当権設定契約書に登記済印が押印されているものを指します。そのまま抵当権設定契約書原本を提出すれば登記申請後返却されますので、コピーをとる必要はありません。ただし、抵当権設定契約書が解除証書を兼ねている場合は、解除証書として提出するためにコピーをとりましょう。この場合、抵当権設定契約書がA3用紙であっても、A4用紙で分けてコピーをとっても問題ありません。

 

抵当権設定契約書が解除証書も兼ねている場合とは?

登記済証とは、抵当権設定契約証書などに「年月日・受付番号」「登記済」と法務局が押印された書面です。登記済の印影の横に下記のように平成〇〇年〇月〇日本契約を解除しました等と記載されている場合は当該書面が1.抵当権解除証書も兼ねることになります。
抵当権登記済証が登記原因証明情報を兼ねる場合

上記並べ方順番リストの順で書類を並べていく際、不足書類がないか確認していくこともとても大切です。

並べ終わりましたら、次は綴じ方を見ていきましょう。

 

登記申請書の綴じ方

★権利証が登記済証の場合
申請書の綴じ方(抵当権抹消登記)
1.「登記申請書+収入印紙貼付台紙」はホッチキスでとじて契印します。
2.「委任状」はホッチキスでとじないでそのままにしておきます。契印もしません。
3.原本(抵当権解除証書または弁済証書)を返してもらうためにコピーした各書類は表紙に「原本還付 原本に相違ありません 氏名 ㊞」と明記して全ての書類をホッチキスでとじて契印します。
4.登記済証やコピーをとった原本(抵当権解除証書または弁済証書)はホッチキスでとじずクリアファイルにまとめておきます。
5.最終的に上記1から3までの書類をまとめてホッチキスでとじて、4の原本を入れたクリアファイルを添えて提出します。

 

★権利証が登記識別情報通知の場合
申請書の綴じ方(抵当権抹消登記・登記識別情報通知の場合)
1.「登記申請書+収入印紙貼付台紙」はホッチキスでとじて契印します。
2.「委任状」はホッチキスでとじないでそのままにしておきます。契印もしません。
3.原本(抵当権解除証書または弁済証書)を返してもらうためにコピーした各書類は表紙に「原本還付 原本に相違ありません 氏名 ㊞」と明記して全ての書類をホッチキスでとじて契印します。
4.登記識別情報通知はシールを剥がし(または折り込みを開封し)番号が確認できる状態でコピーをとります。コピーを「登記識別情報通知在中」と書いた封筒に入れ、中身が出ないように封を軽くホッチキスで留めます。
5.コピーをとった原本(抵当権解除証書または弁済証書)はホッチキスでとじずクリアファイルにまとめておきます。
6.最終的に上記1から3までの書類をまとめてホッチキスでとじて、一番後ろに4の封筒をホッチキス1つで留めます。そして、5の原本を入れたクリアファイルを添えて提出します。

 
 

 

役立つテンプレート

★「収入印紙貼付台紙」
※上記リスト2「収入印紙貼付台紙」として、登録免許税の収入印紙を貼るために使用することができます。
原本還付のために原本に相違ない旨の文言を記載した表紙
収入印紙貼付台紙(PDF)ダウンロード

 

★「別紙は原本と相違ありません。」と記載した表紙
※上記リスト5から9までのコピーを提出する場合、単純にコピーを提出すればいいわけではなく、各コピーが原本と相違ない旨を明記し、また登記申請者の氏名を記入押印する必要があります。以下の表紙をつけることによって、2枚目以降のコピーは割印することによって「原本と相違ない。」旨の文言等を省略することができます。

原本還付のために原本に相違ない旨の文言を記載した表紙
原本と相違ない旨の表紙(エクセル)ダウンロード
 
 

抵当権抹消登記申請書のひな形一覧

▢ 抵当権抹消登記
▢ 抵当権(あ)(い)抹消登記
▢ 古い抹消書類を使用する抵当権抹消登記
 

不動産登記申請書の綴じ方一覧

▢ 遺産分割による相続登記
▢ 公正証書遺言による相続登記
▢ 法定相続分による相続登記 
▢ 抵当権抹消登記
▢ 登記申請書を同時に2件以上申請する場合